合格体験記

田谷拓己さん

僕は介護保険の居宅介護支援事業所に勤めるケアマネジャーです。

社会福祉士の資格がなくとも現在の仕事を継続することは出来るのですが、多種多様なニーズに答えることと、医療機関や行政、インファーマルな社会資源など他職種での連携が必要になっていることを踏まえ、相談援助職としてのスキルアップと、プロとしての自信を持つ根拠になればと思って資格取得を目指しました。

 

受験勉強に使用したテキストには、中央法規出版の社会福祉士国試ナビ、国試ナビとセットで出ている問題集、やはり中央法規出版の過去問と模疑問題集です。模擬試験は受けませんでした。

 

勉強時間について、仕事と家事、育児などの両立は大変でしたが、仕事終わりの1時間を図書館で必ず行い、夕飯後に2時間程行いました。眠い時、やる気が出ない時は覚える学習よりも、問題を解くことをやりました。解き始めると自然とやる気スイッチが入っていたり、眠気が覚めていたりすることも多かったです。それでも眠い時は素直に寝ていました。

 

勉強方法については、学校のレポート学習の期間はレポート作りに集中し、受験勉強は一切していませんでした。3期目のレポート作成が終わるころから、気持ちが冷めないうちにと受験勉強に切り替えました。

9~10月頃までは国試ナビを確認しながら問題集を合計2回。赤のチェックシートを使用しながら記憶に定着させていきました。この問題集での学習が基礎となり、試験が近くなってからも1回見直しました。

10月から過去問に入り、過去3年分の問題を各単元ごとに繰り返しました。社会福祉振興・試験センターのHPの「過去の試験問題」から印刷し、試験のように直接書き込みました。各単元ごとにやることで、1時間程の短時間で一区切りでき、試験勉強を続けやすくなり、自分の苦手とする単元も見えてきました。

12月に模疑問をやりましたが、過去問に比べ、難しすぎて心が折れました。当時、模疑問で90/150点くらいの実力しかありませんでしたが、難しい模擬問を覚えていくよりも、過去問に慣れていたほうが良いと思い、模疑問を行った時間は少なかったです。

 

ノートはまとめませんでしたが、自分が苦手な部分と、覚えないといけない部分はたくさん書き込みました。人物の暗記や年号の暗記もしていません。ですが、国試ナビと過去問のおかげで、歴史なども重要なところは理解できていたと思います。なので、過去問に出題されている問題と、その問題に関連する部分まで知識を広げて、他の所を聞かれても答えられるように自分なりに予想しながら解いていました。

 

試験まで残り1か月あたりで学習のスケジュールを立て直し、各単元ごとに行っていた学習から、より試験に近い形に変えていきました。また、休日などを利用し、自宅ではない図書館などで、時間を計り、試験を想定した学習も行いました。

 

試験については、会場から電車で15分くらいの所に前泊し、試験会場の下見も行いました。この下見は当日の緊張をほぐすことにつながると思うのでお勧めです。ホテルでは緊張してなかなか寝付けませんでしたが、当日は、眠くもなく、具合が悪いことも無く、自分なりにベストコンディションだったと思います。体調管理と、前泊と下見のおかげで緊張しながらも全力で試験に臨むことが出来ました。

 

これから受験する方へ伝えたいこととしては、勉強する時間を確保しにくい方こそ、毎日仕事終わりの1時間だけ図書館に行くことを数か月続けることと、繰り返し過去問を解くことはおすすめします。

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