30代 女性
・氏 名:(匿名希望)
・居住地:(富山県)
・年 代:(30代)
・性 別:(女性)
・学習開始時期:(2022年8月頃)
社会福祉士を目指した理由
大学卒業後、一般企業で勤務し出産を機に退職。今後のキャリアについて考えた際、以前から福祉分野に関心があったことに加え、資格を取り自分の武器にしたいという気持ちが強くなり、社会福祉士資格への挑戦を決意しました。福祉分野に関して、学んだことも勤務した経験もなく、まったくのゼロからのスタートでした。
使用した参考書
・社会福祉士国家試験のためのレビューブック(メディックメディア)
・クエスチョン・バンク社会福祉士国家試験問題解説(メディックメディア)
・みんなが欲しかった! 社会福祉士の一問一答+穴埋めドリル(TAC出版)
・社会福祉士試験 ズバリ予想問題集(ナツメ社)
・社会福祉士全国統一模擬試験(福祉教育カレッジ)
・YouTube
まず、メインとなる参考書・過去問題集を、書店で実際に手に取りじっくりと選びました。参考書は共通科目と専門科目が1冊にまとまっているものがよく、過去問題集は最新の過去問題も解説してあるもの(他の多くの過去問題集は、最新の試験は解説が載っていませんでした)…となると、メディックメディアでした。
一問一答は、〇×で答える形式だと答えを覚えてしまいそうと思ったので、穴埋め方式のものを選びました。
こう見ると、使用した参考書は出版社がバラバラですが、結果として、いろいろな切り口から学ぶことができたので良かったかなと思っています。
合格までの道のり
8月中旬まで就職活動をしていたので、実際に本腰を入れて学習を開始したのは8月下旬からでした。無事内定をいただきましたが、採用の条件が「社会福祉士資格を2023年3月末までに取得していること」だったので、背水の陣でした。
参考書を読んでも眠くなり、頭に入らないし過去問題集を見てもいまいちピンとこない…という時期が1~2か月ほど続き、気づけば10月になっていました。煮詰まっていく中、たまたま見たYouTubeの講義動画が分かりやすかったこともあり、「1か月間だけYouTubeの動画を見ることにしよう」と決め、動画をひたすら見て、わからない単語をレビューブックで確認するという作業を繰り返しました。その後、参考書に戻ってみると、「わかる」「知っている」ものが増えていました。「YouTubeが良い!」とおすすめしているわけではないですが、行き詰ったときは思い切って学習方法を変えてみるのは良いかもしれません。
年末までは、一問一答や予想問題集、模擬試験を行いました。解くこと自体よりも、解いた後に出た単語を毎回レビューブックで確認することに重点を置き、レビューブックはずっと辞書のように使っていました。
1月からは、新しい参考書や学習方法に挑戦することはやめ、予想問題集の解き直しをしたり、レビューブックにマーカーを引いた箇所を確認したりすることを繰り返しました。
これから受験する人へ
「毎日〇ページやる」「〇科目を終わらせてから寝る」など、毎日のノルマを決めることが、私にはできませんでした。達成できなかった時の罪悪感がつらくて…。「今月はこの参考書を終えられたらいいな」「煮詰まってきたから、またYouTube動画を見直そうかな」等と、その日にやることを目安程度に立てて、なるべく気楽に勉強できるように心がけました。「新しい知識を得ること」は本来楽しいものであるはずですし、「学習時間を確保できる環境にあること」に感謝する気持ちを忘れたくないな、ということは、なるべく意識するようにしていました。家族や周りの支えなしには、合格はできなかったと改めて感じています。
みなさんが少しでも、明るく前向きに受験できますよう、応援しております。