30代男性
氏 名 :Mさん
居住地 :山形県
年 代 :30代
性 別 :男性
学習開始時期 :2018年7月
職 業 :介護職
これまで福祉系の資格を保持しないまま働いていましたが、自己啓発・自分への投資として社会福祉士試験に挑戦しました。
使用した参考書は中央法規のワークブック共通・専門、中央法規過去問集、見て覚える社会福祉国家ナビの4冊。2019年度版の問題集と参考書が出る6月までは特に何もしていませんでした。6月末に購入して勉強を開始し、平日は仕事前、昼休みも含めて1~2時間、休日は4時間行うように心がけました。しかし、計画通りに勉強が進むことはなく、長い時で1週間近く勉強をサボったときもありました。
勉強方法は過去問の問題文をノートに手書きし、間違っているところを訂正するということを11月の模擬試験まで続けていました。しかし、模擬試験の結果は70点と散々なものでした。自己採点はスクーリングで知り合った仲間と一緒に行っていたので、高得点を記録していた仲間に自分の点数とこれまでの勉強法を話してアドバイスを求めました。その返答は「書く勉強から読む勉強に切り替える」「書いて1周するより読んで2周の方が効率的」「年度順ではなく科目順に勉強を進める」というものでした。
書く勉強法は時間のある学生には合っているかもしれませんが、フルタイムで働いている我々には時間がない。事実11月まで書く勉強をしていた私は、過去問3年分を1周すらしていませんでした。1問書き終わるのに20分かかるので、書くのが億劫になり勉強をサボり、書き溜めたノートを見て勉強した気になったという問題点もありました。読む勉強法は視覚だけでなく聴覚も使って覚えることができ、解説も含め1問読み終わるのに5分もかかりませんでした。読むだけなので場所を選ぶ必要もなくなり、仕事から帰宅して勉強を始めるのが億劫ということもなくなりました。
模擬試験後、家に帰った私はすぐにこの勉強法に切り替えました。試験本番まで2か月しかありませんでしたが、この勉強法で過去問3年分を5周し、数回間違った問題には印をつけて、ワークブックと社会福祉国家ナビを確認しました。試験本番はワークブックに出ていない人物や時事問題など、対策を怠った問題が多く出題されて戸惑いましたが、結果は92点で合格でした。
これから受験する皆様へ、限られた勉強時間ではキリのいいところで区切ることは難しいですが、逆に中途半端に終わることで勉強の続きが気になり、スムーズに取り組むきっかけになる利点もあります。また、どうしても勉強する気が起きないときは1問だけ解いてすぐ寝て、翌日に切り替えるというのも一つの手です。勉強は長く辛いものですが、一度勉強が習慣化してしまえば楽になると思います。一発合格目指して頑張ってください!