合格体験記

60代女性

氏 名      :Fさん

居住地      :新潟県

年 代      :60代

性 別      :女性

学習開始時期 :2018年5月

職 業      :相談援助職

 

 

1、社会福祉士を目指した理由

私は市から委嘱されて、6年前から「介護相談員」をしています。介護施設訪問を通じて、福祉の世界の奥深さや介護職の尊さに気づかされ、福祉について体系的に学びたいと思うようになりました。

 

2、学習法と合格までの道のり

社会福祉士を目指す人は、年齢層も職業的バックグランドもさまざまですから、学習時間や学習法は人によって異なります。自分に合った教材・学習法を早めに見つけるのが大切だと思います。

私は、過去問3年分と11月に受けた中央法規全国模試の問題文の正文化(不正解の選択肢文を正しい文に直す作業)を、3回ずつ行いました。最新の法改正については、学校から送られてきた『社会福祉制度等の主な動きとポイント』(中央法規) を、国試1か月前から読み込みました。

自分の失敗エピソードを含め、以下に書き記したいと思います。

 

① 自分に合った教材について

はじめは中央法規の過去問解説本を使っていましたが、解説の内容を理解するのに時間がかかりました。解説を読んでいるうちに度々思考停止に陥り、睡魔に襲われました。もちろんこれは、解説本のせいではありません! 広範な福祉の知識・情報を受容するレセプターが、私の中で未発達だったためだと自認しています。

8月下旬になって、解説が簡潔で、学習初心者でも読みやすいユーキャンの過去問解説本を書店で見つけ、それからはこちらを使うようになりました。自分のキャパに見合った本をもっと早く見つけていれば良かったと思いました。

過去問正文化の三巡目に入ると理解が深まってきて、今度は逆に解説が詳しい中央法規の解説本を読みたくなりました。結局、二種類の解説本を比較対照して使うようになりました。解説を読んでも理解しにくい事項は、ネットを活用しました。

 

② 自分にあった学習法 ~Wordの活用~

最初は特筆すべき事項をノートに手書きしていましたが、時間がかかるので止め、代わりにWordを使うようになりました。その際、記憶が定着しやすいように、イラストや写真をコピペするなどしてビジュアル化しました。

作成したワード・ノートは、印刷せずに画面の大きいディスクトップパソコンで読む場合もありました。Wordには検索機能が備わっていて便利です。例えば、過去問に出てきた「COS」について、自分が調べたことや出題年度・問題番号をWordで入力・上書き保存しておけば、後日Wordの検索ボックスに「COS」と入力するだけで、どんなにノートの枚数が多くても、瞬時にノート内のその箇所にジャンプしてくれます。効率的に振り返り学習ができました。

 

③ 11月の全国模試がターニングポイントに

夏に少し勉強しただけで第30回国試問題で100点を取ることができ、自分の力を勘違いし、気が緩みました。9、10月は勉強時間が取れず、11月中旬に会場受験した中央法規の全国模試では、6割には遠く及びませんでした。自分の理解の浅さや曖昧さを痛感し、時間配分及びマークミスは本番への戒めになりました。

本番まであと2ヶ月半。若い時と違い、長時間机に向かって集中力を保つ体力も記憶力もありません。そこで、限られた時間を活用する「ながら勉強」によって記憶を定着させることにしました。家事をしながら、入浴しながら、ほぼ全ての時間、福祉のことを考えるようになり、頭の中で福祉年表や改正された福祉制度などを繰り返しそらんじ、記憶の再生・保持を図りました。

 

3.これから受験される皆さんへ  ~あきらめなかった人が受かります~

学べば学ぶほど福祉の世界は奥が深いことを思い知り、合格への道のりが遠く感じられる時があります。

「あきらめなかった人が受かります。」 これは、全スクーリングが終了する8月、講師の先生が授業の最後に受講生に贈った言葉です。このシンプルで端的なメッセージは私の心に強く残り、折にふれて私を奮い立たせてくれました。皆さんにもこの言葉を贈ります。

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