合格体験記

60代男性

試験日の年齢が還暦。中高年からの試験勉強にあたって、年齢による記憶力、暗記力の減退を自覚していました。最初にテキストやワークブックを読んでも、その時に理解したつもりが、後になってほとんど頭に入ってませんでした。特にワークブックは、過去の出題を中心に網羅的に箇条書きされているので、私には総合的な理解力を培うのに適していないように思われました。

そこで、試験問題に慣れること、法や制度体系、各分野で問われている知識についての理解を中心にして勉強を進めていこうと考えました。

 

勉強方法は、過去問題集から始めて、繰り返し問題を解いて辞書的にワークブック、テキストを引くというやり方にしました。特にわからない単語や言葉の意味はそのままにせず、ネット検索も加えて、すぐに調べるようにしました。

三回まわりずつ過去問題集から始めて、中央法規の模擬問題集の前年物と当年物、全国模試2社を在宅で受けて直後、その問題で結果が来る前から、更に市販の予想問題集を加えました。

時期的には、前年1月にはレポート提出を終わらせ2月から問題集にあたり、のはずだったのですが、4月半ばに体調を崩してしまい2か月ほど中断してしまいました。気がはやり過ぎたせいかもしれません。春の桜の開花にあわせて気分よくはじめるのが良かったのかも、時間のある方は蝉の声を聞く頃からでも、とにかく体調管理が必須条件ということです。

同じ問題を三回繰り返すとほぼ正答肢を覚えてしまうので、不正解の選択肢を含めて解説文を読み、理解することが重要です。当たり前のことかもしれませんが、これがなかなか面倒くさい、頑張りましょう。

どんな試験でもそうだと思うのですが、繰り返し問題に接していると、その試験の「癖」というか、独自の「世界観」のようなものがなんとなく見えてきて、これが問題慣れなんでしょう。秋口からはテキスト、ワークブックを並行して一通り読むようにしましたが、問題慣れしてから読んだ方が図や表を含めて理解力が倍増していると実感しました。ワークブックはそれでも初見の空白部があるので、そこをチェックし、それでも8割方、既視感があるので自信につながりました。

12月に入り自分なりに整理ノートを作り、どうしても覚えられないもの、暗記したいものは暗記カードを作って対処しました。ノートやカード作成で注意すべきは、時間をかけないこと。その作成が主になり本末転倒にならないことだと思います。殴り書きで汚くても自分が分かればいいのですから。

試験日まで問題解きはエンドレスで続けました。ただ苦手なものー私の場合は社会調査法の数学様のものですがーには深入りせずあきらめることも必要と思いました。

相談理論の事例問題は難しく考えず、これまで習った事をふまえて素直に解いた方がいい結果が得られるとおもいます。

 

以上、私の勉強法を書いてきましたが、少しでも皆さんのお役に立てることがあったら幸いです。

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