合格体験記

井上幸子さん

介護老人保健施設で介護支援専門員として働いています。仕事を続けながらの受講とその後の受験勉強には不安がありましたが、日頃の勤務の中で、相談援助の難しさや、権利擁護の重要性、法律などの知識の必要性を強く感じていたので、挑戦してみる事にしました。19科目へのチャレンジです。

 

マークシート課題とレポートの提出、スクーリング授業などを期限内にこなす事に追われて、郵送される情報誌「つーしん」には早めにレポートを仕上げて受験勉強に取りかかるようにとのアドバイスがありましたが最終課題の締め切の8月までは必要な資料を読みレポート作成する事で精一杯でした。

 

当然9月に参加した「国試受験対策キックオフ講座」の確認小テストは惨憺たる結果でした。こうなったら講座の中で指導を受けた勉強法を確実に実践していくしかないと思い、中央法規出版の「受験ワークブック」専門・共通と「模擬問題集」の3冊を購入して過去問題集5年分と共に机の上に積み上げました。

 

まずは過去問題集1年分ずつ取組みました。解らないので解説文を読みながら進めていくのにとても時間がかかりました。その後、問題の不正解の選択肢を正しい文章に訂正しました。そして、それぞれの選択肢がワークブックのどこに載っているのかを確認しました。出題年度で色分けしてみると、大まかな出題傾向が自分なりに掴めてきました。

 

問題数が多く一つ一つの作業に時間がかかりましたが、とにかく黙々と取組みました。過去問の文章を正解文に直していくと自分の知識も少しずつ蓄積されていきました。

 

そして少々手ごたえを感じて予想問題に取り組んだのですが、1回目は全く歯が立たずに自分の中に不安が広がり焦る気持ちが強くなりました。1科目解いて答え合わせをするという手順で行いましたが、遅々としてはかどらずに150問という厖大な出題数をうらめしく思いました。

 

模擬問題を繰り返す中で12月に中央法規主催の「直前対策講座」を2日間受講しました。専門と共通の科目に分けて各科目もポイントを教えて頂いて、重要な部分と回答のコツを掴む事が出来ました。

 

その後、試験までの時間は、ワークブックを確認しながら予想問題の繰り返し(当日までに5回行いました)と直前対策講座のテキストの読み返しを行いました。そして最後の確認としてキックオフ講座の時の確認小テストの問題を何度も繰り返し行いました。

試験が近くなったら昼型にと言われますが、昼間は仕事があり調整は難しく出来ませんでした。また、主任ケアマネ研修も重なり、職場にはインフルエンザなどの感染症が発生して対応に追われました。

 

試験の前は不安がいっぱいで眠れない事もしばしばでした。試験当日は余裕など全くなく時間いっぱいで見直しも出来ませんでした。試験が終わると出来なかった問題が次々と浮かんで涙がこぼれました。家族にも出来なかったと連絡しました。夜になって解答速報で答え合わせをして合格点に達していたので少しほっとしました。

 

合格発表の日はパソコンに自分の番号を見つけて本当に嬉しかったです。登録後に社会福祉士会に入会させていただき、早速研修にも申込みました。今はこれからが本当の勉強なのだという気持ちです。

 

試験は1月という寒さ厳しい時期ですので予防注射を受ける事はもちろんですが、手洗いうがいを忘れずに体調管理には十分留意して下さい。試験勉強は苦しく大変ですが、同じ目標を持つ友人などと連絡をとるなどして頑張って欲しいと思います。

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