山本亨さん
1.社会福祉士を目指した理由
私の職業は社会保険労務士で、経営者から様々なご相談を受けています。2年前の1月頃に顧問先の社長を訪問した際に、「ある経営者から元受刑者を雇ってくれないかと言われて困っている」との相談を受けました。元受刑者を雇うというのは、結構ハードル高いなあと思い、私もキャリアコンサルタントの資格を持っているので、どのように就職支援をしているのかと興味を持ちました。ネットで調べていくと「社会福祉士」という言葉が飛び込んできました。医療福祉関係の関与先が増えてきて、関連法規の勉強をしないといけないと感じていたので、その勉強の一環として社会福祉士を目指すことにしました。
2.使用した参考書等
①中央法規 社会福祉士合格アプリ(iPhoneにダウンロードして使用)
②TAC出版 社会福祉士の一問一答集 頻出テーマ厳選100
③成美堂出版 社会福祉士過去4年問題集
④中央法規 書いて覚える 穴埋めチェック
⑤中央法規 社会福祉士模擬問題集
⑥中央法規 受験ワークブック(共通・専門)
3.合格までの道のり
10月中旬から少しずつ勉強を始めました。新潟県社会福祉士会の受験対策講座にも出席しました。この講座が良かったのは、自分が理解できていないところが分かったということです。社会人なのでまとめて勉強する時間はなく、私は細切れ時間を使って勉強していました。まとめノート等を作成する人もいますが、私は社会保険労務士の受験経験から、問題をひたすら解き、分からない部分をテキストで再確認する方法を取りました。一番多用したのはスマホの社会福祉士合格アプリです。待ち時間や移動時間等にさっと出して、過去問題を解いていました。
私は朝風呂が習慣化しているので、お風呂に一問一答集や穴埋めチェック問題を持ち込んで、20分くらい風呂につかりながら、解いていました。この時点では1日1時間も勉強出来ていませんでした。
11月23日に模試を受けましたが、78点でした。「これはちょっとヤバいぞ!」と思い、それからは週末に図書館にこもって、過去問題集を解いていました。
12月10日に2回目の模試を受けたのですが、87点でした。少し安心しましたが、ここで手綱を緩めてはいけないと思い、12月下旬頃からは模擬問題集も解き始めていました。
1月中旬からは体調に気をつかい、人が集まるところでは、マスクを着けて、インフルエンザに注意していました。国家試験は1年に一度ですから、能力だけでなく、体力(健康)も重要です。
私は東京で受験しました。手ごたえはあったと思いましたが、採点するまではドキドキでした。
4.これから受験する人へ
①正解の選択肢が2つある問題で1つしか選んでいないミスを避ける方法として、
問題用紙を開いたら、最初に2つ選択の問題にチェックを入れておく。
②寒さ対策は万全に。足先に貼るカイロも用意しました。長時間なので、お尻に敷くクッションも持参しました。眠くならないドリンク剤(メガシャキ)も飲みました。かなり効きました(笑)
試験合格=ゴールではありません。合格後に社会福祉士登録及び県会に入会したら、研修の案内が送られてきました。合格してからが本当のスタートだと思います。皆さん、合格に向けて、頑張りましょう!