合格体験記

工藤康子さん

ケアマネジャーとしてフルタイムで仕事をしながらの受験だったため、半年前の8月1日から勉強を始めました。前半3ヵ月は過去問、後半3ヵ月はワークブックの暗記という大まかな計画を立て、30分でも必ず毎日、勉強することを目標にしました。まずは通勤電車中にスマホで『過去問クイズ』をやり、自宅では『メディックメディアQB』(モニターに採用されました)を繰り返して、解説を読み込みました。過去問と並行しながら受験対策サイトなどで、重要・頻出事項をチェックしました。メディックメディアのホームページでは試験関連の統計調査が順次アップされたので、目を通しました。その際に人口動態や国民医療費など出そうな数値を、直前に見直せるように書きためておきました。個人のブログ『ペーパー社会福祉士のうたかた日記』は出題意図の理解に役立ちました。8月は30分程度でしたが、9,10月は1時間くらい勉強したでしょうか。ワークブックは中央法規のものが分かりやすく整理されていると思いました。人名資料としてNifisの小冊子を使っていました。11月3日に中央法規の模試を受けたところ6割得点でき、後で考えると多少の慢心が生じた一方、科目によって0点もありうるという危機感を持ちました。東京アカデミーの自宅模試も受けましたが、模試は理解度のチェックや受験のスパイス的な意味だけでなく、詳細な解説がついており、よい復習になりました。

 

11月になると、仕事が急に忙しくなり、残業や休日出勤がかさみました。ワークブックをカッターで切って分冊にして持ち歩き、すきま時間に開きましたが、1日に均すと30分程度でした。そんな中でもNifisで一緒だった仲間と何度か集まって勉強しました。問題を出し合ったり、プリントを持ち寄って交換したり、その後もメールで励まし合いました。

12月初旬には、かぜをひいてしまいました。家と職場の往復が精一杯で、全く勉強できない日々が2週間以上続きました。受験心得としては直前に新しいテキストに手をつけない方がいいのでしょうが、どうしても模擬問題をやりたくて、あえて着手しました。忘れもしない、クリスマスイブの日曜日でした。模擬問題は6割強しか正答できず、このままでは合格できないかもしれないと思い、焦りました。いや、まだ年末年始がある、まだ一ヶ月以上ある…と気を取り直しました。

年末からは、1分1秒を惜しんで勉強するようになりました。職場で「2月4日に社会福祉士の国家試験を受ける」ことを話し、昼休憩時におにぎりやパンをかじりながら勉強しました。自宅では年表や図表をコピーして家中の壁に貼り、浴室にもプリントを持ち込んで暗記していました。就寝前にはユーチューブで上野和夫・対策講座の音声を聞きました。四六時中、勉強のことを考えていましたが、実質は平日2~3時間、休日は7~8時間というところだったでしょうか。勉強に没頭して家族と会話する時間が減り、家事の手を抜くこともありました。協力してくれた家族に対して、絶対に合格しなければ申し訳ないという気持ちでした。

 

当日の問題は例年に比べて易しく、平均点が高いことを予測しましたが、自己採点で8割近く取れたので、合否の心配はせずに済みました。

 

勝因を振り返ると、まず半年前から始めたこと。仕事や体調面で不測の事態が起きても、何とか取り戻せるスケジュールです。そしてインターネット等で広く情報を集めたこと。ポイントを理解すれば、暗記しやすくなります。最後に、一緒に勉強する仲間がいたこと、家族の応援があったこと。これがラストスパートを利かせる原動力になり、合格につながったと思います。

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