合格体験記

鈴木雅樹さん

レポート作成

文章の作成は得意であったので、全く苦にはなりませんでした。取り組み易いと思われるテーマを選択し、それに関する書籍や資料を集め、内容と構成を決めたら一気に下書きし、推敲を行い、その後ワード入力を行いました。一部の例外もありましたが、総じて高い評価を頂きました。2年目のレポートについては、可能な限り早期に書き上げ、試験勉強に備えることが望ましいと思います。

 

 

スクーリング

男性が極めて少なかったこと、私が年配者であったことなどから、多くの機会で司会や発表を担いました。全員、仕事をしながらの受講でしたが、3回のスクーリングメンバーはほとんど同一ということもあり、皆さん、毎回和気あいあいの雰囲気で、学習方法や情報交換に努めていました。

 

学習方法

レポート作成が終了した8月中旬に書籍(レビューブックとクエスチョンバンク)を購入しましたが、実際に書店で手にし、他書籍と比べて選択しました。他者の評価や過去の利用者の多寡ではなく、自分にとって取り組み易い記載による選択でした。
先ず最初に13年度の過去問を行ってみましたが、読込み、考察、解答選択までに至る時間が長く、後半からは物凄い睡魔に襲われ、それでも茫洋とした状態で続け、大幅な時間オーバーで何とか終了し、74問正答という結果でした。これは、今の自分の実力を知るために行ったのですが、きちんと時間を計ったならば、もっと得点は低いということを実感しました。
以後は、毎日、夜にテキストの読込みからスタートしましたが、最初の頃はやはり睡魔が断続的に襲ってきました。暫くすると、睡魔の到来は薄らいできましたが、学習態度・意識が本気モードに入ったと感じるのは本格的な秋の到来を感じる頃でした。
平均の学習時間は、ウィークディーは2時間、土日祝日は3~4時間程度でした。初回のテキストの読込みは、細かい内容・理解し難いもの・暗記中心になるもの等はほとんど飛ばし、さっと読む程度でした。
次に科目毎に精読を行い、それが終わると、その科目の過去問を解き、解説を読み、必要に応じてテキストで確認を行いました。
後は、この繰り返しでしたが、過去問は10~13年度のものをそれぞれ4回ずつ行いました。当然、回数を重ねる毎に正解率は上昇し、最終的には全て95%前後になりました。
学習は12月から試験直前までの期間が特に重要と思います。試験が迫ってくるにつれて、次第に気が引き締まり、学習もより真剣に、効率的に臨めたと思います。
模試は12月に自宅で2回(福祉教育カレッジと中央法規主催)受けましたが、結果はそれぞれ87点(偏差値68.3)、86点(同66,0)でした。受験後は直ちに正誤の確認、解説の読込みを行い、また、その後暫く間をおいて、それぞれ2回ずつ行いました。
単発の講習は、直前期に受けました。受講動機は講師から何か最新の情報が得られるかもしれないと期待したからですが、結果的に余り得るものはありませんでした。
私は、これまで数々の資格試験を受験してきましたが、学習には独自の考え方があり、今回もそれを踏襲したに過ぎません。即ち、試験に必要な知識はテキストによって8~9割程度はカバーできるが、内容が複雑なもの、不得手なもの・暗記中心のものもあるので、マスターできるのは6~7割程度になるということです。6割程度正答すれば合格するのですから、後はひたすら過去問を解き、テキストで確認するということの繰返しだけでした。
従って、人物とその功績、法律の成立年度の年表等の面倒な作業は行わず、テキストの余白への書き込みも行わず、マーカーチェックも行いませんでした。科目や問題解説では、これも大切、あれも大切と記載されていますが、すべては到底出来ないことと見做し、学習内容の取捨選択を徹底し、前述の繰り返し学習に特化したのです。

 

試験結果

昨年度の合格率から、今年の試験問題はある程度易しくなると予想していましたが、正にその通りでした。解いていて、難しいと感じたものは少なく、素直で基本的なものが多かったと思います。一瞥して、飛ばす問題・取り組まない問題を徹底しましたので、時間的にも余裕がありました。当日の夜の解答速報で合格を確信し、後日の結果連絡では110問の正答でした。

 

最後に

学習機関の選択に際しては、安価であること、スクーリングが土日であること等でありましたが、結果的に日本こども福祉専門学校で誤りはなかったと信じています。1年9ヶ月の間、ペースメーカーとしての役割と試験に関する様々な情報提供を頂きましたことを心より感謝いたします。

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