髙橋 一雅さん
- 氏 名:(髙橋 一雅さん)
- 居住地:(千葉県)
- 性 別:(50代)
- 性 別:(男性)
- 学習開始時期:(2021年6月頃)
社会福祉士を目指した理由
私は長年、建築士のしごとをしております。無論、福祉のことなどまるでわかりません。その私が、社会福祉士を目指そうとした理由、それは、建築を通して今の世の中の変化に違和感を感じたからだと思います。
衛生的にも良くない家や、ゴミを捨てることさえできない一人暮らしの高齢者の方々。家をどうのこうのの前にやることがあるのでは?と。この人たちの力になることはできないか?と感じた結果です。
使用した参考書等
・わかる!受かる!社会福祉士国家試験合格テキスト(中央法規出版)
・2023年版 みんなが欲しかった! 社会福祉士の過去問題集(TAC出版)
・社会福祉士国家試験過去問解説集(中央法規出版)
・社会福祉士 完全予想模試(成美堂)
合格までの道のり
試験勉強はできるだけ早い時期から開始したほうが良いと思います。私は社会福祉士一般通信学科のため、通信教育の全ての課題や面接授業(スクーリング)、実習を終え、卒業見込がいただけたのは、2021年6月頃でした。
通信教育の課題レポートは期限を守り、集中して丁寧に仕上げました。その結果、時間を節約できたと思います。実習はコロナ禍ということもあり、泊まり込みで行いました。ただ、そのような状況下でも受入れをしてくださった実習施設、養成校の担当職員の方々からの心のこもった励ましがとても力になりました。実習施設では、社会福祉士の方から指導を受け、巡回指導に来て下さる担当教員に、試験対策を聞いたり、相談させていただいたことがとても勉強になりました。
それらは、あくまでも自分の日々の仕事をこなしながらの学習時間の確保であり、入学時の初志貫徹が根底にあることに違いはありません。
これから受験する方へ
初学者である私が、国家試験対策を通じて感じたことは、社会福祉士国家試験は科目の範囲が広く、各章ごとに人名、年表、あらゆる学説、法制度と、覚えることが多岐に渡り、そして同時に似たような紛らわしい専門用語がバンバンでてくるということです。しかも、それらの科目には足切不合格(18科目群のうち、1つでも得点のない科目群があると不合格となってしまうこと)があります。1つ目の科目「人体の構造と機能及び疾病」から始めて、「覚える」➡「忘れる」➡「不安になる」の繰り返しでした。しかし、ここから本当の受験勉強が始まるのだと思います。
人それぞれ、自分にあった勉強方法があると思います。
私が実践したのは、まず「障害者」「高齢者(介護含む)」「児童」「低所得者」に対する支援において、各々に詳細な年表を作成しました。それら分野の支援は、経過とともに改正され、法制度と絡み合ってくるので、自分なりに一目で確認できるように手元に置き、「なんだっけ?」となった時、すぐ確認できるようにしました。これは、学習を進めるにつれ、流れを把握するのに役立ちました。
人名、似たような制度、専門用語は曖昧に覚えると不安になるので、敢えてきちんと整理しました。学問、学説の体系は、表にして壁に貼り、いろいろ書きこんで関連づけ、目でも覚える様にしました。
主な学習は、「問題集」➡「テキスト」ただひたすら反復し、新しい問題対策は、福祉新聞を購読したり、厚生労働省のホームページで情報収集しました。そして、年末に小冊子の直前予想問題集を1冊取り組んだ次第です。
試験は、1問約1分半で解かなければなりません。私は最初に、「これだ!」と思った解答がほとんど正解でした。反復学習のお陰だと信じています。
自分に合った勉強方法で、合格を勝ち取ってください。ご健闘をお祈りいたします。