E・Fさん
私が受験勉強を開始したのは、最後のレポート提出後の10月からでした。
短期コースでしたので、自習しなければならない科目が多く、まずは全科目に目を通すために、「受験ワークブック」を読むことから始めました。
平日は帰宅が22、23時になる日々でしたので、通勤電車の中でワークブックに目を通すことにしたのですが、あの分厚いワークブックを持ち歩くのは現実的ではないので、思い切って科目単位に分冊しました。
学校から送っていただいた資料の中で、科目ごとに分冊しマスキングテープできれいに閉じているのが紹介されていたのを思い出し、持って歩くのが楽しくなるような色や模様のマスキングテープで閉じて、透明なブックカバーをかけました。マスキングデープは共通科目と専門科目とでテープのデザインを変えました。
11月からは「過去問題解説集」に取りかかりました。重要項目を覚えるために、ワークブックをもう一回読み直すことも考えたのですが、読んで暗記するのは年齢的にも厳しいと思い、スクーリングの時に、講師の先生から教えていただいた方法で勉強しました。
問題集を解き、解説を読み、重要だと思ったところやワークブックに記載の無いことを書き写すという方法です。問題を読んで考える、解説を読む、ワークブックを確認する、さらに重要項目を手書きする、そのプロセスが理解につながり、この方法を取って良かったと思います。
なお、私は、直接ワークブックに書かず、付箋に書いてワークブックに貼る方法にしました。この付箋は貼り直すことができるので、後々役に立ちました。
試験前日までの勉強方法は、この問題集を解き付箋に書き写すという方法が中心でした。
また、学校から送っていただいた「テーマ別資料集」は、あいうえお順に乗っていますので、特に「人物編」は、名前は思い浮かんだけど、どういう人物だったかを思い出せない時などに活用しました。
模擬試験を受けるかどうか迷いましたが、12月の中央法規の全国模試を受験することにしました。模試の前日も、残業で日付が変わる頃の帰宅となり、午後は睡魔との戦いでした。そのためか、後で確認すると、正答を知っているにも関わらず誤答しているものもありました。
模試は、得点を見て自分が今どのレベルにあるのかを知ることができるのに加えて、長時間たくさんの問題に取り組むための体力、トイレ、午後の眠気等々を体験できます。
それから、お昼休みの時間を活用して読むため持っていったワークブック(バラバラにしたものです)は1?2科目に目を通すのがやっとで、単に重たい荷物になっただけでした。そこで、会場で販売していた「らくらく暗記マスター」を、そのコンパクトさに惹かれて購入してしました。
ワークブックに貼っていた付箋を「らくらく暗記マスター」に貼り直し、通勤電車の中で目を通したり、空いた時間に用語を確認するのに使いました。試験当日は、この暗記マスターと、そこに貼りきれなかった付箋を貼ったノートだけ持っていき、試験前とお昼休みは、この2つに目を通しました。
当日の寒さ対策も大切です。私は、膝掛けはコートで代用するとして、使い捨てカイロとマフラー、椅子用にフリースの座布団を持っていきました。
肝心の勉強時間はというと、平日は通勤電車の中だけでしたので、土日は、極力半日を勉強に充てるようにしました。受験勉強も、受験当日も自分に合った方法を工夫するのが大事だと思いました。
私の体験記が少しでも参考になれば幸いです。