20代男性
- 氏 名:(Gさん)
- 居住地:(新潟県)
- 年 代:(20代)
- 性 別:(男性)
- 学習開始時期:(2021年5月頃)
受験生の皆様お疲れ様です。
今回合格体験記を執筆させて頂くことになりましたGです。拙筆ですが、少しでも皆様の受験勉強の参考になれば幸いです。
合格までの道のり
まずは勉強期間についてです。
私自身が少しずつ地道に勉強を重ねるスタイルの為、5月から勉強を開始しました。
と言っても、9月辺りまでは勉強しない日の方が多かったり、やっても1~2時間程度だったりですが…。
頻出項目は比較的早くに押さえていたからか、8月の模擬試験では97点(=6割5分)とそれなりの点数を上げていました。
しかし10月の模擬試験では84点(=5割6分)と点が下がった上に、「地域福祉の理論と方法」(共通科目第5部)で0点を叩き出し、急に危機感が増してきました。
以降、少しでも勉強をする日を増やしていき、1月になると休日は4~5時間、仕事のある日でも最低1時間は勉強するようにしました。
また、時間を計って本番さながらの問題を解く練習も、1月には週1で行いました。
試験本番では緊張はしたものの、無事に1回で合格を頂きました。
使用した受験参考書等
それでは次に、使用した教材についてです。
主教材として使用したのは、TAC出版の『みんなが欲しかった!』シリーズ。
こちらは共通科目編・専門科目編で2冊に分かれており、1冊の分量も中々分厚いですが、読み手に飽きられないように図表や色替えを効果的に使用しているのが特徴です。
また、余白もある程度存在し、模擬試験等で新たに出てきた情報をメモするのに役立ちます。
補助教材として、TECOM出版の『合格教科書』。
語呂合わせや年表、一問一答等の覚えやすさを重視しており、学習始めと総仕上げにオススメです。
問題演習としてはTAC出版の過去問題題集を使ったほか、スマホアプリ及びネットでも過去問題演習が出来るサイトがあります。
特に後者は、隙間時間にやってみるとか、ついついスマホやパソコンに手を出してしまう怠け者タイプな方でも出来るということで、ある程度学習が進んだら試してみて下さい。
12月には試験本番を想定した問題演習として、TAC出版の『直前予想問題集』を購入しました。
ついでなので、受けた講座等についてもお伝えします。
模擬試験は、社会福祉士会主催のものを8月と10月の2回受けました。模擬試験は可能な限り多く受けておくことをお勧めします。
受験対策講座は、新潟県社会福祉士会主催のもの4回と、先の『合格教科書』の監修にも当たった飯塚慶子先生のものを1回だけ受けました。
特に後者は、国家試験対策の為に長年教鞭を振るったプロとあって、狙われやすいポイントの解説だけでなく、効率的な勉強法をはじめ長時間の視聴を飽きさせない工夫を所々に盛り込んでくる為、もっと受けておけばよかったと思えるくらいにオススメです。
そして今度は、具体的な勉強法についてです。
まずは、主教材と過去問題を読み比べます。直近3~5年分を通し読みすることで、過去問題の出題形式に慣れつつ、教材で強調されている事柄が何故重要視されているかを知ることが出来ます。
この時大事なのは、問題そのものよりもその解説、即ち何故その選択肢は誤りなのか、どう直せば正しくなるのかを意識することです。漫然と答えだけを暗記するような勉強は避けましょう。
また、過去問題には記載があるものの教材には載っていない事柄も幾つかあるので、余白があれば教材に書き込んでおきましょう。ある程度教材に書き込みが加わってきたら、教材の読み込みによるインプットと、模擬試験等の問題演習によるアウトプットを繰り返します。
先程は使用した教材の種類を幾つか挙げましたが、複数の教材をはしごするのは注意散漫になって効率が悪いので、原則として1つの参考書を軸として他の教材や模擬試験に出てきた知識を詰め込むのが良いでしょう。
教科書が汚れるのは嫌だからノートを作ろう…と思っている方々は要注意。情報量が膨大なのでノートを完成させるだけでも途方もない労力がかかり、その分だけ学習内容を反復する時間を失ってしまうからです。
これから受験される方へ
ここまで長々と書いてきましたが最後に1つだけ。
私の受験した第34回試験にて、各予備校が試験直後に挙げた解答速報には、「今年度は昨年までに比べ問題が難化」とのコメントが多く添えられていたのを記憶しています。
しかし蓋を開けてみると、合格最低点は105点とそれまでの基準を大きく上回っています。
このことが意味するのは、受験者のレベルが上がってきており、付け焼き刃的な勉強で合格点ギリギリを狙うようなやり方は通用しないということです。
勉強にやり過ぎという概念は存在しないわけですから、悔いの残らないよう最後まで粘り強く勉強しましょう。
もっとも、ずっと勉強だけしているのも辛くなると思われるので、適度な息抜きは忘れずに。
それでは、皆様のご健闘をお祈りしています!ご精読頂き有難う御座いました。