40代男性
氏 名: Tさん
居住地:新潟県
年 代: 40代
性 別:男性
学習開始時期:2019年10月
職 業:介護職
1.社会福祉士を目指した理由
私が社会福祉士を目指したきっかけは、数年前に介護職へと転職して、介護福祉士の試験を受験した事が大きな要因です。きちんと勉強する事が十数年振りで、試験勉強時間の確保や集中力を保つ事、年齢的な記憶力の衰えをこれでもかと実感して、勉強するという事に本当に苦労しました。せっかく勉強する感覚を思い出したので、この感覚を忘れる前に続けて他の資格を目指そうと考えました。福祉の仕事には楽しさ、やりがいも感じていて、社会福祉士の資格を目指す事を決意しました。肉体労働の側面もある介護現場から将来的に他現場で働ける様に選択肢を増やす事も理由の大きなものでした。
2.使用した参考書等
- 国試ナビ(中央法規)
- レビューブック(メディックメディア)
- 模擬問題集
- 過去問解説集
- 学習サポートシステム C-Learning
3.合格までのみちのり
試験勉強を開始したのは、社会福祉士相談援助実習が3月中頃終了したので1、2ヵ月程ゆっくり休んで、5月か6月頃からゆっくり始めようかなと考えていましたが、職場で新しい役割が増えた事やプライベートでの変化もあって勉強を始めよう、始めようと思っては、来月からでいいかと妥協してしまいました。また参考書や問題集を購入して満足した気分になってだらだらと無為に日々を過ごして、振り返ると自分の弱さがよくわかる数か月でした。結局9月に入ってから本格的に試験勉強を開始し、後で思いっきり後悔することになりました。
試験勉強で主に使用したのは中央法規出版の「国試ナビ」とメディックメディアの「レビューブック」の2冊です。合せて、各社の模擬問題集や過去問で解説付きの物を8年分、新品、古本で準備しました。問題集を多く用意したのは国家試験の5択問題に慣れるとの意味が大きいです。
「国試ナビ」で一通り勉強した後に過去問を直近の物から3年分解いてみました。介護関係の知識や社会福祉士相談援助実習、レポート作成で学んだ事の下地があったおかげか3年分とも合格基準点周辺でした。0点科目は無かったのですが、3回共に特定の科目の得点が低い傾向が顕著に表れていました。勉強していた時から頭に入って来ないなと自覚していたので、その通りの結果となっていました。その科目をレビューブックや過去問の解説で再度復習してから過去問や模擬問題集を解き、また復習する事を繰り返し、職場では学校から提供された「学習サポートシステム C-Learning」の問題を解いて試験直前まで本試験と同じ5択問題を解く事を繰り返しました。問題を数多く解く事で正解が分かる事より、不正解の選択肢が徐々に分かるようになり、苦手な科目の正答がはっきり解らない設問も5択の内、明らかな不正解を省いて5択問題が3択、2択になる問題が増えました。復習を繰り返して確実に正解したと実感できる問題が徐々に増え、成果を感じていましたが、勉強開始時期が遅れた事で時間が足りないと試験の1か月前から大きく実感し始めました。試験後自己採点が確実に合格だと安心できる点数ではなかったので、余裕を持ってきちんと計画を立てて勉強すれば良かったと本当に後悔しました。
4.これから受験する人へ
ギリギリで合格した自分が皆さんへアドバイスとはおこがましいですが、まず模擬試験の申し込みの締め切りは早めに確認した方が良いです。私は気が付いたらほとんどの模擬試験の申し込みの期日が終わっていました。
また、自身にあった勉強法を見つける事が重要であると思います。ここまで読んでもらって恐縮ですが、幸い様々な年代、職業の方々の卒業生の合格レポートが載っていますので、多く読んで参考にすることをお勧めします。試験勉強から合格発表まで長い期間ですので同じ目標を持った同級生とは情報交換や不安を吐露できる関係を築く事も、私自身非常に助けられたのでお勧めします。