40代男性
氏 名 :星本 敦さん
居住地 :埼玉県
年 代 :40代
性 別 :男性
学習開始時期 :2018年6月
職 業 :介護職
私が社会福祉士になろうと思った理由は至極単純なもので、自身のキャリアアップのためです。と言っても、実は刷り込みに似たキャリアビジョンの植え付けのようなものを受けていました。実は私の母が同じ道の先輩にあたり、まだ福祉業界に入りたての頃に「管理職などになるには社会福祉士の資格が必要だ。だから、この業界で生きていくためには社会福祉士にならなければならない。」と言われ続けていました。母は管理職等ではありませんでしたが、50代半ばを過ぎているにもかかわらず社会福祉士や精神保健福祉士に一発合格した努力家でした。そのような環境だったため、自分も当然社会福祉士になるのだと思って仕事に励んでおりました。思えばなんと正直であったことか、と思います。
そのような訳で理由から漠然と社会福祉士を考えていたのですが、いざ本当に受験資格取得のための勉強を始めるにあたり、ちょっと小手調べとばかりに過去問題に手を出して、自分の考えがいかに甘いものであったかを思い知らされることになります。軽い気持ちで、スマホアプリで第28回の問題をやってみたのですが、ランダムに10問ほど取り組んで投げ出しました。まったく答えがわからず、まぐれで2問正解しただけだったのです。過去に、たいした勉強もせずに介護福祉士を一発合格して調子に乗っていました。自分が対峙しているものの困難さと、これから先の険しい勉強の道のりを思って途方にくれました。
とは言え、自分のみならず妻の両親にまで宣言をしてしまった手前、敵前逃亡する訳にはいきません。まずは受験資格を、ということで、仕事の傍らにレポート学習に励んだのです、と言えば聞こえはいいのですが、レポート作成もぎりぎりにならなければ取り組まず、今思い返せばとても不真面目な学生であったと恥じ入るばかりです。
そんなことをしているうちに、あっという間に時は流れ、3学期に提出したレポートの結果が届き、幸いにも卒業要件を満たしておりました(実習は免除でした)。そこで、一年ほど前に苦い思いを味わった過去問題が思い返されました。仮にも一年間勉強をしてきたのだから、前よりはましになっているはず、と軽く考え、再度スマホアプリで第28回の過去問題に取り組んでみたのです。アプリの仕様で、1問毎に正誤判定がされ、現在進行形で出来がわかるようになっていたのですが、意外にも正解が多いことに驚きました。150問を終了し、受験勉強などまったくしていなかったにもかかわらず合格点にあと2点だったのです。そんなはずは、と思い第29回の問題も同じように取り組んでみると、なんと、合格点が取れたのです。レポート学習が私に合格を狙えるまでの力をつけてくれたとしか思えません。それ以降、私は余計なことは考えず、ひたすら過去問題に取り組み続けました。とは言っても、私にも家庭があるので、勉強に使ったのはスマホアプリのみ、勉強する場所はほぼ往復の通勤電車の中で往復1時間ほどでした。過去3年分ほどの問題を、全文暗記するつもりで解き続けました。
3年分のどの問題も140点に届くまで仕上げたところで本番3週間前、あろうことかインフルエンザ罹患。なんとか治して1週間前、体力が低下していたために風邪をひき、直前追い込みは目も当てられない有様でしたが、レポート学習と過去問題で積み上げたものが奏功し、ぎりぎりでしたが合格できました。
これから受験する皆さんにこれだけは言っておきます。nifisを信じてください。苦労したレポート学習は決して嘘はつきません。必ず皆さんの力となり、合格へ導いてくれるはずです。頑張ってください。