40代男性
- 氏 名:(田村 勝弘さん)
- 居住地:(埼玉県)
- 年 代:(40代)
- 性 別:(男性)
- 学習開始時期:(2021年10月頃)
社会福祉士を目指した理由
私は矯正施設で働く「法務教官」です。
刑事施設(刑務所)に勤務していた時に、出所(社会復帰)してもまたすぐに再犯を起こし、刑事施設に戻ってきてしまう方をたくさん見てきました。
犯罪を起こし、困った人は実は困っている人-お金がない、住むところがない、頼れる人もない-だったのです。
負の連鎖から抜け出すには、福祉的な支援が必須と感じ、本格的に福祉について学びたいと考えたこと、せっかくなら社会福祉士の資格取得にチャレンジしたいと思いました。ちょうど法務教官も実習免除になったので、早速、ニフィスに入学しました。
使用した参考書等
- 社会福祉士国家試験過去問解説集(中央法規出版)
- 学習サポートシステムC-Learning
- 社会福祉士の合格の教科書(株式会社テコム)
合格までの道のり
入学後のレポート学習は、休みの日を利用して計画的に取り組んでいきました。
残念ながら、コロナ禍だったため、スクーリングはオンデマンド型となり、孤独な通信教育になっていました。
レポートの提出がすべて済んでからは、受験に意識を向けました。
しかし、本格的に受験勉強を始めたのは、令和3年の10月頃だったと思います。実は9月に臨床心理師の現任者講習をオンラインで受講していたのですが、社会福祉士国家試験の内容と重なる部分も多かったので、実質9月から勉強をする習慣は身に付きました。
まずは受験に対する知識の基礎固めと考え、『社会福祉士の合格の教科書』を端から端まで、普段の生活で無理なくできる範囲として、1日1分野ずつ繰り返し読みました。
勉強時間としてはおおよそ1時間程度だったと思います。
私にとっては、週末にまとめて勉強するよりも、毎日(週末も含めて)1時間程度の勉強スタイルがあっていたと思います。
11月に入り、過去問題に取り組みました。
まずは全くできないことは承知の上で、時間を計って解く。
自分の現状がわかりました。
次に過去問題を1日10問程度、しっかり理解することを目標に、毎日取り組みました。
この時点でも勉強時間は1日1時間程度でした。
同時に、スマートフォンで「学習サポートシステムC-Learning」も昼休みやスキマ時間に取り組んでいました。
このアプリは、いつでも取り組むことができ、とても便利でした。
試験1か月前になると、試験に慣れるために時間を計って過去問に取り組みました。
何度も取り組んでいくうちに、制限時間の半分くらいで解くことができるようになり、余裕を持って見直しをすることができる時間を確保できると、自信につながりました。
ちなみに私は、模擬試験を受けていません。
おそらく結果を出すことができず、自信を失うことにつながるだろうと考えていたからです。
自分は過去問が解けているという過信も自信につながりました。
これから受験をする人へ
受験勉強をしたのは、何年ぶりだろうか。
受験勉強はとても面倒な時もあるけど、子どもたちも毎日勉強しているので、ライバルとして勉強を続けていくことができました。
また、受験勉強をしていることそのものが若返った気分で楽しく取り組みました。
勉強していくにつれて、少しずつできるようになっていく自分に気が付き、とても楽しかったです。
実は受験勉強をする前は、毎日晩酌していたのに、晩酌をしない習慣も身に付きました。
試験当日は、勝手知ったる会場だったのですが、たくさんの受験生に圧倒されました。
いざ試験が始まると、たまたま解ける問題が続いていたので、落ち着いて取り組むことができました。
試験勉強は自分との孤独な闘いかもしれません。
でも、その中から自分なりの楽しみを見つけて、本番に向けて準備をしていきましょう。
皆様の合格をお祈りいたします。