50代男性
私の場合は、精神保健福祉士の資格があったので、専門科目のみの受験でした。とはいっても、50歳を過ぎた衰えた脳力では、合格はかなりハードルが高いものと感じていましたから、とりあえず何でもいいから、要点のまとまった参考書籍を最低3冊は最後まで終わらせる。それだけを目標に勉強を始めました。
自分の勉強法としては書籍をひたすら書き写し、それを見返すを繰り返しました。過去問は、問題は解かず、解答と解説を見ながらあくまで参考書として使い、端に書いてある情報にも全て目を通しました。
書籍は『社会福祉士国家試験過去問解説集(中央法規)』、『社会福祉士国家試験過去問一問一答+α(中央法規)』、『社会福祉士完全合格テキスト 2013年版専門科目、必携社会福祉士 専門科目編』を最後までやりました。他にもネットで何冊か衝動買いをしましたが、やる気にならず処分しました。本屋で実際に手にとって中身を確認して、自分に合ったものを購入した方が無駄にならなくていいと思います。
試験に向けて早い時期から勉強は始めたのですが、仕事では残業、通信のレポート作成、隔週で認定審査会の資料作り等があり、毎日机に向っていても疲れて寝てしまう事が多く、試験に向けて勉強に取り組めたのは9月を過ぎていたと思います。そんな中で、日中のちょっとした空き時間、特に娘の送迎の待ち時間の活用はとても有効な勉強時間でした。
試験終了までのイメージトレーニングもしました。試験会場に行けるのかも不安要素です。(自分は新潟が試験会場でしたが、前日の電車は悪天候で3時間遅れました。)事例問題は読むのに時間がかかり、解答は迷っていると時間はなくなります。試験中のイメージをもって勉強していれば、実際の試験でも焦らず集中でき対策も出来ると思います。
試験中は、マークシートの1列目のチェックが終わる毎に、時間の配分を確認して問題が最後まで解けるように気をつけました。全体を見返す時間も残しておいた方がいいと思います。今年の試験は2つのチェックが何問かあり、見返した時にチェック忘れに気付いた箇所もありました。
普段から、福祉制度につながるような話題は自分なりに理解を深めていた方がいいと思います。どんなに勉強しても、その通りの問題が出るわけではありません。自分の知識と経験から導き出せる解答もあると思います。
自分の中では、常に合格のイメージを持っていました。合格発表では自分の受験番号がある。合格したら名刺に「社会福祉士」の肩書きを入れて…とか具体的なイメージを持って勉強しました。
模擬試験は、社会福祉士全国統一模擬試験(日本社会福祉士養成校協会)と社会福祉士国家試験全国統一模擬試験(中央法規)を受けました。結果は全くの惨敗(合格点に届かない)でしたが、実際の試験の感じや、時間になれる為に役立ったと思います。