50代女性
レポートの提出が終わるとバーンアウトのようになってしまったこと、父が入院して退院後は介護をしなければならなかったこと等で、なかなか勉強に取り組めずに過ごしていました。
本格的に勉強をしたのは11月からの遅いスタートでした。短い受験期間でしたのでノートに勉強目標(計画)を書き、勉強した内容を記録しました。
まず初めにしたことは過去問を解くことでした。過去問と同じ問題は試験問題にはでません。しかし似たような問題やひねった問題が出題されているので、過去問を解いて定着させ、間違えた問題や意味がわからない言葉は、過去問の解説とワークブックで確認していきました。
この時点で自分の苦手科目が明確に把握できましたので、苦手科目を0点にしないように最低限に勉強して、むしろ得意科目で満点を狙えるように集中して勉強しました。
1月に入ってからは、ワークブックの読み込みをしました。最後に暗記をもっていったのは、若いときは簡単に記憶出来たことも、50代半ばになると厳しいものがあったからです。目標を90点~100点位にして合格すればいいと思い年齢に逆らわないやり方で挑戦しました。
夜は帰宅が遅く、仕事の疲れで勉強ができませんでしたので平日は朝早く起きて1時間から2時間、休日に4時間から5時間程度勉強しました。これが私の精一杯勉強に取れる時間でした。
合格体験記などを見ると学生さんは「1日毎日10時間勉強しました。」等と書かれていましたが、私には無理でしたので社会人なりの勉強方法でやろうと考え、1案として、仕事中の昼休みを利用して少しでも勉強しようと試みました。しかしこの方法は集中できず断念しました。
2案として、使用参考書の選出は、過去問と受験ワークブックの共通科目と専門科目の三冊のみ。時間がなかったのもありますが、あれこれ手を出さず、1つのものを繰り返し読むことに専念しました。
皆様も参考書は、どれにするか悩むところだと思いますが、私は介護支援専門員の受験時も中央法規の参考書を使用しました。よく研究されていて信頼のおけるものと確信していましたので迷わず決めました。参考書を最低限にした分、校内報や福祉新聞は目を通していました。
模試は受験すると時間配分等が身につき問題傾向も把握できるので良いと思いますが、私はその時点で勉強がほとんど出来ていなかったので、受けませんでした。本校の国試キックオフ講座は受講することができたので、勉強方法や福祉の動向等把握でき大変参考になりましたのでお勧めです。
受験に向けて体調管理も必要です。季節柄風邪等に感染しないことが大切ですので手洗い、うがいの励行。外出はできるだけ人混みを避け、マスクを着用しました。また精神的にモチベーションが下がらないように少しだけ好きなことをしたり、友人や同僚に愚痴を聞いてもらったりしてできるだけストレスを溜めないようにしました。
試験までの道のりは平坦ではありませんが、乗り切れたのは周囲の支え、協力があったからこそと感謝しています。皆様も自分に合った勉強方法を見つけ、社会福祉士になった姿を思い浮かべ頑張ってください。