合格体験記

50代男性

氏 名:村山 隆之さん

居住地:福島県

年 代:50代

性 別:男性

学習開始時期:2019年5月

職 業:事務職

 

1 社会福祉士を目指した理由

総務省の2018年に示した「自治体戦略2040構想研究会」の報告で、人口減少時代にあった行政の姿にモデルチェンジすることが提案され、その中で総務省がソーシャルワーカーの活用にも言及しています。その柱の一つが「自治体職員は関係者を巻き込み、まとめるプロダクトマネージャーとなる必要がある」と明記されています。

 

ソーシャルワーカーとしての技能による仲介機能というものは現場で求められる技能ではありますが、福祉の現業職であるなしに関わらず、「放置すれば深刻化し、社会問題となる潜在的な危機」に対応するためにも、総務省で示したこの報告書の考えというのは今後の人口減少社会に対応していくためにも重要であると思います。これからの社会福祉士の役割は、相談役に留まることではないと痛感し、私はもうすでに定年近くになっていますが、後輩たちにもこの考えを繋いでいくことが重要であるとも考え、社会福祉士を目指すことにしました。

 

また、面接授業(スクーリング)受講時の休憩時間には、担当講師の先生からも行政職が社会福祉士の資格を取る意味について、同様の説明があり、これによっても、改めて背中を押された気分です。

 

2 使用した参考書等

  • これだけ! 一問一答&要点まとめ(ユーキャン)
  • 見て覚える!社会福祉士国試ナビ(中央法規)
  • 社会福祉士国家試験 過去問解説集(中央法規)
  • 社会福祉士国試 学習部屋(Web上の解説)
  • 学習サポートシステムC-Learning

 

3 合格までの道のり

常に「1か月」の余裕を持ち、前倒しで学習等を進めました。体の不調は勿論のこと、急に仕事が忙しくなることや、近親者の不幸など、予期せぬことが起こることもありえます。

 

具体的な勉強方法は、最初に、「過去問解説集」(中央法規)を行い、問題に関係した、「国試ナビ」(中央法規)を学習するとともに、そのページ数を書き込んでいきました。1科目が終了すると、「これだけ! 一問一答&要点まとめ」(ユーキャン)に取り組みました。この繰り返しを11月の模試を挟んで3回行いました。

 

過去問を解答する際には、19科目ごとに区切りを入れた解答シートを自作しました。解答後は、Excelに入力し、得意不得意科目の確認、学習成果の確認をするため、レーダーチャートも作りました。これによって得意・不得意科目などの分析ができました。

 

社会人には社会人の勉強方法があるはずです。自分の傾向を知り、計画を立てることをおすすめします。

 

1月になってから取り組んだのが、nifisの「学習サポートシステム C-Learning」のドリル機能、そして「社会福祉士国試 学習部屋」(Web上の解説)です。特に「社会福祉士国試 学習部屋」(Web上の解説)は過去問の解説よりも、問題の傾向について述べられている上に、5年以上前の問題も解説されている優れものです。

 

4 これから受験する人へ

とくに暗記は苦しかったです。

合格体験記などをみると、学生さんたちが「一日10時間勉強」「徹夜で勉強」と書いてありますが、時間のない社会人にはとても無理です。私は平日で2時間、休日で5時間がやっとです。50%の正答率、150点満点で70点を超えるまでに達すのは結構容易なのです。しかし、それからあと15点、20点増やしていく、というのは難しかったように思います。過去問を3回解けば、解答自体は暗記していますが、本番ではこのようにはいかない、ということを模擬試験で痛感しました。模擬試験は絶対受けるべきで、特に難易度の高い、日本ソーシャルワーク教育学校連盟主催の「全国統一模擬試験」はお勧めです。

 

新潟県での試験会場は、新潟市朱鷺メッセ国際展示場でした。

コンベンションセンターの上層部には日航ホテルがあり、前日から日航に宿泊しました。そしてこのビルの31階には無料の展望台があります。お昼休み時間には、この展望台に足を運びました。午前中の試験のミスなどへの想いは、展望台を1周するなかで、リフレッシュされました。午後には新たなスイッチが入り、がんばれたのも、ここに要因があったと思います。

 

受験生ばかりのなかでお昼休みを過ごす重苦しさより、気分を変えることは必要です。受験当日、参考書を開いても不安を増すばかりです。受験当日の過ごし方というのを考えてみるのも良いと思います。

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