合格体験記

Fさん

相談業務に携わることになり、日々、話を聴き相談に応じていくなかで、自分の価値観や浅い知識で対応できるものではないと思い、社会福祉士を目指すことを決めました。19科目の教科書を目の前にしたときは、「よし、頑張ろう」と意気込んでいたものの、実際、レポート課題が学校から届くと、設問では聞いたこともない言葉が並び、何をどう書いたら良いのか分からず苦戦していました。一つの課題に対して、教科書の目次から関連する言葉を捜し熟読して、何とかレポートを書いていたことを思い出します。

 

スクーリングと課題提出が終わると、自分に合った勉強方法が分からず、なんとなく問題集を開いて目を通す程度の日が続きました。7月から始まる受験対策講座を申し込んでいたのでそこから本格的に、という気持ちでいたからです。

講座では、それぞれの講師がその教科のポイントを抑えた勉強方法をアドバイスしてくださり、とても参考になりました。しかし、自宅での勉強方法は相変わらず上手くいかず、模擬試験は最悪の結果。とうてい合格できない点数にショックを受けました。なんと61点です。この時点ですでに11月でした。

そんな矢先、社会福祉士の先輩から、「受かろうと思って本気で勉強していないでしょう」と言われたことで、勉強をしているふりをしているだけの自分に気付きました。新たに問題と解説が取り外せる模擬試験問題集(中央法規)を購入し、繰り返し学習。これは、照らし合わせながら見直せるのでとても便利でした。間違ったところは、ワークブック(中央法規)でも確認し、マーカーでチェックしていきました。

また、静かな図書館へ行って時間を計り、150問を解く感覚を身に付けました。何度か繰り返すうちに、見直す時間の余裕も出てきます。図書館の学習室は、年明けに良く利用していましたが、受験生らしき学生が多く刺激になり、集中して取り組むことができました。ちなみに試験当日、時計を忘れていった私ですが、残り時間の放送時点での解答数も問題なく、落ち着いて取り組むことが出来たのは時間の感覚が身についていたおかげだと思っています。

模擬試験前までは、問題集を開いて1時間程問題を解き勉強したことに安心していましたが、1月からは仕事後は3~4時間。休日は昼間と夜に3~4時間。「今日は○時間やろう」と決めなくても、分からないところを調べたり、この分野を終わらそうと思うといつの間にか時間は経っているものです。

 

私は模擬試験から何とか挽回し、合格することができました。受験生の皆さんも自分のやりやすい勉強方法をみつけ、頑張ってください。ご健闘をお祈りします。

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