合格体験記

清水 智子さん

・氏 名:(清水 智子さん)
・居住地:(新潟県)
・年 代:(60代)
・性 別:(女性)
・学習開始時期:(2022年1月以降)

社会福祉士を目指した理由

私は定年を迎えた行政で働く保健師です。定年後に地域に貢献したいと考えたなかで成年後見人に興味を持ち社会福祉士の資格を目指すことにしました。しかし現状はコロナ禍の真っただ中で、襲い来る感染拡大の波に溺れかけ何遍か諦めようと考えました。こんな年配者のもがいた受験体験記を報告します。

使用した参考書等

・社会福祉士国家試験過去問解説集(中央法規出版)
・社会福祉士・精神保健福祉士国家試験受験ワークブック(中央法規出版)
・社会福祉士国家試験過去問一問一答+α(中央法規出版)

合格までの道のり

最初は国家試験の科目数がとても多く何から取り組んでよいのやら全くわかりませんでした。面接授業もオンデマンド型がほとんどだったので周囲に仲間がいないなかで助けになったのが新潟県社会福祉士会主催「社会福祉士国家試験受験講座」でした。新潟県内の大学や養成学校の講師から試験の重点ポイントや学習方法を教示してもらえる講座です。1日4科目全5日間のコースです。基本は決められた日程に受講することが条件で、コロナ禍でどうしても勤務に出なければならない場合もありましたが、補講で対応してもらえました。講師からの「頑張ってください。多くの仲間がお待ちしています。」という一言が孤独な受験勉強の励みとなりました。講座ではとにかく過去問題集をただひたすら繰り返し解くことが重要であると教えられ、私は学校から紹介された中央法規出版から出版されている「社会福祉士国家試験過去問解説集」5年分の過去問題集を解きながら、「社会福祉士・精神保健福祉士国家試験 受験ワークブック」を並行して読んで試験に必要な知識を積み上げていく方式をとりました。また読むだけでは身につかないタイプなので自分用のノートを作成し重要ポイントをペンで書きながら記憶していきました。記憶といえば人名とか業績や変遷等がなかなか覚えられないので短期記憶でいこうと思い受験直前の1月に集中して覚えました。

更に私の一番の問題はコロナ禍で勤務時間が増加していくなかで、受験勉強時間を捻出することでした。勤務日は帰宅後の勉強は身体的に無理だったので休日と年末年始の休日が勝負でした。また中央法規出版の「社会福祉士国家試験過去問一問一答+α」を常に携帯して美容院や電車の待ち時間等空き時間を利用して読みました。きっと周囲の人には若くもないのにおかしい奴と思われていたと思います。共通科目と専門科目全てに目を通せたのは試験直前でした。よって模擬試験は受ける余裕はありませんでした。全く自信がないなかで迎えた試験当日の朝はエスケープしようかと考えたくらいでした。しかし会場で多くの受験者を見たときにこんなにも同期が一緒に勉強していたのかとかえって肝が据わりました。

このように何度も溺れかけた中で救命道具を投げ入れてくれたのは日本こども福祉専門学校の教師陣や実習場所の指導者の方々や友だちそして家族でした。受験することを周囲には憚らず伝え自分の弱みを曝け出し多くの助言や協力をもらいました。今後は社会福祉士という資格を活かしてその方々に自分ができることで恩返ししたいと考えています。

これから受験する人へ

最後にこれから受験される方々へ試験勉強途中は先の見えない不安感で押し潰される毎日ですが合格後の達成感は人生に大きなプラスになることをエールとして送ります。

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