田中さん
・氏 名:(田中さん)
・居住地:(新潟県)
・年 代:(40代)
・性 別:(男性)
・学習開始時期:(2022年6月以降)
社会福祉士を目指した理由
私は、介護職を始めてから約2年で社会福祉士試験に合格しました。ほとんどの方は、初任者研修・実務者研修・介護福祉士の順番で勉強すると思いますが、介護の仕事を始めたのが40歳代だったので、資格に対する焦りがあり、世の中はコロナ渦で外出もままならない時期で、一人の時間が多くあり、難関の社会福祉士から勉強を始めました。
私の前職は販売員をやっていました。朝7時に家を出て帰宅するのが、夜の9時・10時が当たり前で休日出勤もあり、クレーム処理や長時間労働で精神的に疲弊し、肉体的にも限界を感じて離職しました。離職するにあたり、資格取得を考え、これからどのような仕事をするか考えていた時に、社会福祉士や介護福祉士の資格を目にする機会があり、この資格なら70歳まで仕事ができると思い、社会福祉士の受験を決意しました。
使用した参考書等
〈参考書〉
・社会福祉士国家試験のためのレビューブック(メディックメディア)
・ユーキャンの社会福祉士まとめてすっきり! よくでるテーマ88(U-CAN)
・ユーキャンの社会福祉士おぼえて差がつく! よくでる人物88第4版(U-CAN)
〈過去問題集〉
・クエスチョン・バンク社会福祉士国家試験問題解説(メディックメディア)
〈予想問題〉
・社会福祉士試験ズバリ予想問題集(ナツメ社)
参考書や過去問題集は、日本こども福祉専門学校の合格者が使用していたリストを基に、過去問題集は年度別ではなく、分野別で解説が詳しく記載されているものを参考に、実際に書店に行き、書籍の中身を比較して購入しました。
合格への道のり
私は、実習やレポート課題が終了した2022年6月より勉強を開始し、約8ヶ月間勉強しました。月別時間数は、以下の通りです。
6月26.25時間、7月75.4時間、8月70.4時間、9月83.58時間、10月96.91時間、11月95.91時間、12月132時間、1月123.6時間、2月25時間の計728.45時間勉強しました。
参考にはなりませんが、模擬試験や受験対策講座は一切受講していません。
職場が人員不足の為、2022年2月~2023年1月末日まで夜勤専従をしていました。月に夜勤11回、夜勤中に約2時間は勉強時間を確保することができました。夜勤中は「ユーキャン社会福祉士まとめてすっきり!よくでるテーマ88」、「ユーキャン社会福祉士おぼえて差がつく!よくでる人物88 第4版」、国家試験第31回、第32回、第33回を自作で一問一答形式に作成したものを解く勉強をしていました。
自宅では、「メディックメディア 社会福祉士国家試験のためのレビューブック」、国家試験第31回、第32回、第33回、第34回、予想問題「ナツメ社 社会福祉士試験ズバリ予想問題集 2023年版」を解いていました。
これから受験する人へ
① 社会福祉士勉強時間でネットを検索すると、多くのブログで勉強時間は約300時間あれば合格できますと書かれていますが、約300時間で合格できる方は、有名大学卒業か相談員で知識が豊富な方だと思います。私も大学は卒業していますが、私立の下位の大学しか卒業していないので、勉強時間は約730時間でやっと合格できる点数しか取れませんでした。個人的に、あと200時間、プラス2ヶ月(トータル計10ヶ月、900時間以上が目安)は勉強時間を確保できれば、合格発表までの時間を楽に待てたと思います。
私は、合格発表を見るまでの1か月間は、自己採点の点数が悪く、不合格だと思って気分が落ち込んで過ごしていました。肉体的、精神的に、また来年まで勉強して受験するのは無理だと思っていました。それだけ勉強したからです。
② ニフィスの専任教員の先生を上手く活用して下さい。合格者の勉強方法をよく熟知しています。
特に点数が伸び悩んでいるときこそ、相談するべきです。私は、勉強方法で計3回TELしています。
③ できれば、模擬試験は受けて下さい。予想問題も2社分解くことができれば、合格に更に近づけると思います。
④ 人物名は、過去問題や予想問題で出題される人物名のみ覚えて、他は専門科目に時間をかけて点数を伸ばした方が良いと思います。「ユーキャン 社会福祉士おぼえて差がつく!よくでる人物88 第4版」を11回読みましたが、本番の試験は人物名が1問しか正解できず、勉強したことが無い名前が多数出題されました。
⑤ 過去問題は第31・32・33回を8回、第34回を6回、予想問題2回分を6回解くので精一杯でした。個人的には、各8回以上を目標に取組んでいましたが、時間が足りず断念しました。やはり、各8回以上を目標に問題を解くとなると、900時間・10ヶ月間が妥当だと思います。必ず各回・各科目の合計点や達成度の%は記入して下さい。自分の理解度や苦手科目が分析できるようになります。私は、Excelで表を作成して管理していました。
⑥ 皆さん最後に信じられるのは、自分のみです。自分に合った参考書や過去問題集を書店で見極め、それを根気よく使用して下さい。『継続は力なり』です。
⑦ 合格後の私。今、合格体験記を執筆しているのは、2023年7月の中旬です。近々、転職をする為に、転職サイトに複数登録して、行動を起こしています(ハローワークも含める)。社会福祉士として相談員をやるのか、このまま介護職をやるのか、悩ましい日々が続いています。この嬉しい悩みは、実習を含めて約2年間努力したご褒美になります。『今、努力出来ない人は、点数は伸びません。』『今、努力出来る人は、いずれ点数が伸びます。』まずは、納得するまで問題をひたすら解いて苦しんで下さい。それを超えた人だけが合格に近づけます。