D・Mさん
最初に、私は社会福祉士になるにはどんな勉強をするのか全然分かっていませんでした。受験資格を通信教育で得るにも、一般と短期コースがあり、どちらがよいのか、どちらが自分に合っているのかさえも分かりませんでしたが、短期コースを選びました。
短期コースを選んだ理由は、①短期コースが受講できる条件をクリアしていたこと②費用が抑えられる(大事です)③目標を試験2回以内に合格すると設定した(短期だと一般コース修了と比較すると2回試験を受けられる)の三点です。振り返ると、よくこんな考えで合格できたと思います。
実際に受験勉強を始めたのは、1回目のスクーリングを終えた頃でした。その時は、他の受講生もまだ勉強していないようで、「仕事もあるしそれどころじゃないよな」と自分で納得していました。しかし、講師の先生が、「あっという間に時間が無くなるよ」という“脅し”があり、それがきっかけとなりました。
ところが、勉強といっても何からはじめてよいか分かりません。とりあえず「見て覚える社会福祉士国試ナビ」を購入し、スクーリング会場までの電車移動中に見ていました。それ以外は寝る前に見たぐらいです。色々と本がありますが、文字が多いのだと気が滅入りそうなのでこの本にしました。
また、何気なくパソコンで『社会福祉士 過去問』と検索したところ、これなら毎日手軽にできそうだというものを見つけ、毎日昼休みに行っていました。問題に慣れる、何となく用語やキーワード的なものが頭に入る(意外と大事)という意味では役に立ったと思っています。
費用がかかりますが、短期コースで節約した分を投資すると思って、都道府県社協が行う集中講座に申し込み、受講しました。この時にもらったテキストが役に立ったと思います。チェックポイント等を教えてもらい、要点良く勉強する事ができました。
講座の最終日に全国統一模試があり、本番に向けて良い予行になりました。緊張感を経験しておいた事や問題を解く時間配分、トイレと水分補給の調整は本番に物凄く役立ちました。実際に試験の時、トイレに行く方が何名もいましたし、トイレに行くと5分くらいロスします。5分は大変貴重です。
11月から12月にかけて、過去問を5年間のうちの3年分をピックアップし、2年分を行いました。自己採点をエクセルに入力、集計し、苦手な科目を洗い出し集中的に勉強しました。残り1年分の過去問は本番一週間前に行いました。
科目が多いため、残された日数の中で最後に集中的に苦手な科目を勉強しました。逆に何度勉強しても取れない科目については、素直に勉強をあきらめました。試験問題には、科目の中に必ず解きやすいサービス問題があるはずなので、それをしっかり解こうと気持ちを切り替えました。
試験当日、開始アナウンス後にあえて10秒数えてから挑みました。問題が多いので、早く解かないといけないと焦る気持ちを落ち着かせるためです。案外、冷静に平常心で問題を解いていったと思います。前述のトイレに行くと5分ロスする事を思えば、10秒ぐらいどうってことないです。
最後に、勉強は自分なりのペースと負担にならない程度で行った事、何もわからない早い段階からネットで気軽にできる過去問を行った事、過去問やワークブック等の参考書は古本屋で購入した事、毎日テレビでやっていた3択問題(子供向けマンガとかお天気クイズ等何でもよい)を解く事(緊張感を持って答えを選ぶ事!)を日常生活のルーティンにしていた事、何か参考になれば幸いです。