20代男性
始めに、この体験記の中に、私の「主観」が多く入ってしまっていることをご容赦ください。なお、私の場合、模試は受けていません。
まず、受験勉強を開始した時期ですが、本格的に勉強を開始したのは、平成28年9月頃からでした。本格的な勉強を始めるにあたって、まず悩んだのが参考書選びです。 私の場合、①メディックメディア社の『レビューブック』と『クエスチョンバンク』、②中央法規出版の『模擬問題集』の3冊に決めました。①に関して、専門科目と共通科目が1冊にまとまっているため、②に関しては、過去問のみでは不安があったため、という理由で選びました。
具体的な勉強方法ですが、私の場合は、テキストではなく問題演習をメインに行いました。 過去問は合計6~7回、模擬問題集に関しても4~5回は繰り返し解きました。もちろん、初めて問題を解く際は、「勘で解いている」問題や、「問題文の意味すら分からない」問題もありました。そういった問題に関しては、問題集の解説や、テキスト(レビューブック)を読み、覚えていくようにしました。特に、その問題が「なぜ合っていて、なぜ間違っているのか」を覚えられるよう、問題演習を繰り返しました。とは言っても、テキストを全く読まなかったわけではありません。 問題演習のみでは当然「飽き」が出てきます。「飽きたな」と感じた時は、テキストを読み、テキストを読むのに飽きたら問題演習に戻る、という流れを試験前日までひたすら繰り返しました。テキストに関しては全てを通して3~4回は読んだと思います(問題演習が中心だったため、正確には覚えていません)。 さらに、試験範囲が広く、期間が限られていたため、12月頃からは「どの問題を捨てるか」を考えました。私の場合、(1)「人物」(2)「年代」に関しては、「過去問と模擬問題集に出てきたものだけ覚える」ことに決め、人物に関しては、一覧表を作成しました。 覚える数が多い割には出題数が少ないと感じたからです(それでも出てきた人物は100名近くいましたが…)。また、「~アプローチ」などに関しても一覧表を作成(「提唱年」、「提唱者」、「背景」、「特徴」など)し、人物一覧と共に、繰り返し読み込みました。
試験日の1~2週間前からは『過去問』のみに絞り、間違えた問題を中心に、問題演習と前述の一覧表の読み込みを繰り返し行いました。スキマ時間の活用や、「1回あたり30分程の短時間の勉強を数回繰り返す」というやり方で1日平均トータル2~3時間は勉強していたと思います。 先ほどのテキスト⇔問題集の繰り返しもそうですが、とにかく「いかに自分を飽きさせずに勉強していくか」ということも大切になってくるのではないかと思います。
また、試験日は冬場です。風邪など体調管理には十分注意し、万全のコンディションで試験に臨めるようにしてください。私の場合は、乳酸菌飲料などを飲んで乗り越えました。 最後に、いくら勉強しても不安なものは不安です。そんな時はテキストや問題集に付いたシワやマーカー、書き込みの数などを見てください。「私は今までこれだけ頑張ってきた。努力してきた。」という証です。
この体験記が、参考になるかは分かりませんが、皆様の地道な努力が、「合格」につながりますことを心から願っております。