30代男性
氏 名:Hさん
居住地:新潟県
年 代:30代
性 別:男性
学習開始時期:2019年12月
職 業:介護職
1.社会福祉士を目指した理由
私はこれまで障害者支援員をしてきました。数年前の転職を機に、障害分野に限らず相談援助職へ転属となる可能性が高く、その際に今の知識と経験では不安が大きかったことが資格取得を目指した一番の理由です。また、最近では複合的な問題を抱えた家庭も多くなり、幅広い視野と対応が求められる場面も増えています。社会福祉士を目指す過程で、様々な知識を身につけておきたいという思いで入学を決めました。
2.使用した参考書等
- 2020 社会福祉士国家試験過去問解説集(中央法規)
- 学習サポートシステム C-Learning
3.合格までのみちのり
在学期間中は、日々の仕事はもちろん、3人の育児中の生活で、レポートも期限に追われながらなんとか…といった調子でした。試験勉強というよりも、ただレポートをこなすという感覚でした。なんとか課題を出し切って卒業がみえたところで自分の中で一区切りがついてしまい、あっという間に試験が近づき、私が試験勉強を開始したのは試験2か月前の12月でした。
試験勉強に使用したのは、中央法規出版の「過去問解説集」とnifisの「学習サポートシステム C-Learning」です。終わってみて、これだけで十分試験に臨めると実感しました。
平日は時間がなかなか取れず、また眠気などで集中もできなかったので、机に向かっての勉強は諦め、片道30分の通勤バス内やちょっとしたスキマ時間にスマホで「学習サポートシステム C-Learning」の問題を解くことを習慣にしました。そしてしっかり睡眠時間をとることを心がけました。
休日は午前に子どもと外出、子どもが昼寝した午後に勉強するというリズムを定着させました。集中力の続かない私にはこのやり方が合ったようで、量より質重視、短時間でも集中して勉強できていたと思います。また、焦らずに勉強のことを考えない時間を設けることで、リフレッシュができたり、メリハリがついてよかったと思います。
「過去問解説集」は、何度も繰り返すことで苦手な問題や傾向を把握することができます。大事なのは、問題や答えを覚えるのではなく、解説部分を理解することです。解説を読んでもわかりづらい部分はテキストやネットを使って自分の中でしっかり理解できるように努めました。私は過去問5年分に3回ほど取り組みました。そして、2~3回解いてもあいまいだった問題は試験まで重点的に理解を図りました。過去問をやり込むことで、本番の分からない問題に対しても選択肢を絞れたり、「なんとなくこれかなぁ」という答えを導きやすいように感じました。
「学習サポートシステム C-Learning」では、最新の制度改正などについて解説が掲載されたり、2回の模試も行えたので、対策講座や模試などを一切受けなかった私には、大変役に立ちました。
試験当日はなんだか開き直れたのでそれほど緊張はなかったですが、やはり長時間の試験に疲れました。過去問しか取り組んでいなかったからか、正直全くわからない問題もありました。試験の手応えは五分五分、解答速報での自己採点では安全圏でしたが、やはり1ヶ月後の合格発表までは安心できませんでした。
現在では、無事に合格でき、ほっとしています。何より、今の仕事をするうえでも、ひとつ自分の自信に繋がったことが大きいです。合格で終わりではなく、今後は資格に見合うだけの知識と経験を積み重ねていかなければならないと思っています。
4.これから受験する人へ
これから受験される方へのアドバイスとしては、やはり過去問をやり込むことがおすすめです。勉強時間や方法は人それぞれに合ったものがあると思うので、自分に合うかたちをみつけることが大事だと思います。私はもともと継続することが苦手、勉強嫌いだったので、入学や受験について数年悩んでいましたが、思い切って自己投資をして入学してよかったと感じています。悩んでいる方がいましたら、ぜひ一歩踏み出してチャレンジしてみてください。